聖フランチェスコの法悦
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオはバロック期のイタリアの画家。
カラヴァッジオ村の生まれ。一般には単にカラヴァッジオの通称で知られる。
初期の傑作『いかさま師』で枢機卿フランチェスコ・マリア・デル・モンテの後援を受けることになったカラヴァッジオはルネサンス美術の研究に励み、映像のように写実的な人物、光と影の明暗をはっきりと描き分ける手法を確立。バロック絵画の様式に多大な影響を与えた。
このドラマティックな作風は大きな評判を呼び、カラヴァッジオの元には依頼が殺到した。画家としてのキャリアに比べて私生活は順風満帆なものではなく、あちこちで口論や喧嘩に明け暮れ、乱闘の末に殺人まで犯してしまいローマから逃亡することとなるなど癖の強い人物だった。